効果的な3つのストレス対処法

ストレス対処

実はわたしのうつは再発です。

今回は18年ぶり2回目です。

初発のうつ

初発は20年前のことです。

約2年間もの間、上司のパワハラを受けていたことが原因です

当時は社会にまだ昭和の悪しき残滓のある時代でした。

社会にうつ病という概念が今ほど知られておらず、わたしもその時自分が「うつ」という理解がありませんでした。

よって、精神科・心療内科に受診するという考えも浮かばずひたすら我慢していました。

(よって医師の診断はありません)

救ってくれた妻、そして転職

そのときは結婚・転職によって一挙に環境を完全に変えることで寛解しました。

妻の支えのお蔭です。そして転職内定を知った瞬間が忘れられません。

18年後再発

転職後10年はそれまでの不遇な過去の一切を払拭する程、妻と幸せで平穏な日々を過ごしました

ところが、6年前に妻の脳腫瘍の発症と進行性の後遺症・・・

再びわたしのこころに暗雲が立ち込めてきました。

そして、今から2年前ほど前、うつは再発。

原因は「酷薄な上司」のモラハラと事業統合による職場環境の激変です。

妻の脳腫瘍の後遺症の心配などの要因もありましたが原因の10%ていどに過ぎません。

うつ病再発の90%は上司と職場環境が原因です

同じ原因でうつが再発

つまり、20年前とストレッサー(ストレスを発するヒトモノ)は同じで、ストレスもまた同じで上司からの幾度とないわたしの人格を否定する言動によるハラスメントでした。

それによって「不信」「失望」「嫌悪」が生まれわたしを苛みました。

原因が同じ過ぎて自分でも笑ってしまいます(´;ω;`)

しかも、寛解の要因も、初発時は転職、再発時は上司の退職、いずれもストレッサーの消失でした。

今後、再々発の可能性もある

ただ、今回は職場環境の激変というストレッサーは残っています。

さらに、ストレッサーとなる上司がまた巡ってくる可能性もあります。

今は年齢的にも転職は難しいと考えています。

転職しようと思えばできるかもしれませんが、生活の変化による新たなストレスの発生の危険性もあるので、今の職場に復職してストレス対処をしながらうつを追放する道を選ぶことにしました。

そもそも、うつ病が再発したことで、原職でストレス対処ができないと、環境を変える=転職しても同じ道を辿るだろうと思ったからです。

原因は明白!?わたしを救う方向性が見えてきた

18年前はストレッサーから完全に逃げることで寛解しました。

しかし、うつは消えたのでなく、こころの奥底に長年も隠れていただけだったのです。

つまり、うつはこころの「癌」です。

「風邪」や「骨折」ではありません。

対処をしなければ何度でも再発します。

そして、18年後、再びわたしは地獄の奈落へ突き落されました。

一方、うつ病が再発したお蔭でおおよその元凶は特定できました。

つまり、セルフマネジメントによるストレス対策の方向性が見えてきたとも言えます。

今だ!!

わたしは初めて自分作り変える決心をしました。

そう、どのような環境でもうつを再発させない自分づくり、「わたしがわたしを救う術」を身につけることにしたのです!

基本はうつ病休職前と全く逆の思考へ転換する

まず、こころの持ちようを変えることがベースです。

つまり、同じ行動でもうつ病休職前と全く逆の思考で生活します。

別稿もご参照下さい↓

うつ病になる前とは真逆の思考をする
うつはこころの「がん」、かぜや骨折ではないうつ病に「完治」という概念はないそうです。「寛解」「回復」という表現はあります。つまり 癌 と同じだとわたしは思っています。うつから這い上がりつつあるわたしは「再発」「再燃」させないことが命題になり...

効果的なストレス対処法3選!

そもそも20年前のわたしは、正しいストレス対処の方法を学ぶ機会もなく、関心もありませんでした。

今回2度目のうつ病がやや癒えたころ、リワークプログラム通所や自己学習で様々な対処法を学び、実践しています。

とりわけわたしが重視しているのが以下の3つの対処法です↓

アサーション

自分も相手も大切にする自己表現。

自分の意思・意見を大切にして発言(表現)しながら、相手の意思・意見も大切にしてコミュニケーションを通して双方が納得する、理解しようとする手法です。

相手が立場のある人であっても、誰であっても自分の意見・意思を表明できるという人権に基づいています。実践するには最初は勇気が要りますが、徐々に慣れてくると自然にできるようになります。

アサーションとは?【ドラえもんを例に解説】トレーニング
ビジネスにおいてコミュニケーションはとても重要です。同僚や上司、部下、クライアントと、コミュニケーションスキルが試される場は多いため、人当たりがすべてではないかと感じている人も少なくないでしょう。 こうしたコミュニケーシ ...

マインドフルネス

思考と感情に距離を取り「今、ここ」で起きている現象にのみ集中して知覚することでストレスを消失、軽減させる方法です。

慣れてくると10分ほどで効果が出てきます。

別稿にご紹介していますのでご参照下さい↓

マインドフルネス
うつ病の再発を防止するために自分のこころを守る術を身につける自分自身でこころを守る術を身つけることは大切です。教条的にこれをしないと効果がない!というものではなく、さまざまな手法があります。人それぞれに合った方法を実践できればいいと思います...

認知行動療法

ストレスを感じている事象について、「思い込み」「白黒思考」「べき思考」「深読み」などの自動思考と言われる認知の歪みに支配されていないか、客観的に自己分析することで適応的思考という妥当な思考・感情を探索することでストレスを消失・軽減させるという手法です。

中でも「コラム法」というわかりやすい方法が知られており、わたし自身折々実践してとても効果を感じています

うつや不安をやわらげる「かんたんコラム法」 | このサイトでできること | こころのスキルアップ・トレーニング
「こころのスキルアップ・トレーニング」では、認知(行動)療法を応用したさまざまなコンテンツをご利用いただけます。ここでは、「かんたんコラム法」についてご案内しています。

うつ度チェック 簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J)

16項目のうつ病の重症度を評価できるスケールです。

こころの状態をセルフチェックするために毎週やっています。

うつ度チェック(QIDS-J)| このサイトでできること | こころのスキルアップ・トレーニング
「こころのスキルアップ・トレーニング」では、認知(行動)療法を応用したさまざまなコンテンツをご利用いただけます。ここでは、「うつ度チェック(QIDS-J)」についてご案内しています。

わたしの3つのモットーを決める

自分自身の生活のしかたの方針を決める!

いわば、わたしを自身を救う基本理念とでもいうべきものでしょうか。

  • 過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる
  • 人は存在しているだけで、誰かに貢献している
  • わたしは他人のこころに干渉しない。他人もわたしのこころに干渉させない

わたしを生涯支え続ける言葉になるでしょう。

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