起床時は悪魔の時間

うつ状態に限らずですが、わたしは昔から起床が苦手です。
起きるのが怖いのです。
また、嫌な一日が始まる・・・
この感情はうつ状態の人には多いと思います。
しかし、こうやって布団の中で微睡んでいる時間のほうが実は辛いのです。
嫌な夢を見て小刻みに目が覚め、また辛くなり寝る、また嫌な夢を見る・・・
わたしは悪魔の時間と呼んでいます。
起きれば収まるが
単純にエイッ、ヤッと気持ちを決めてスクッと離床して身支度を始めれば朝の悪魔は去ります。
代わって、現実の憂鬱がやってきます。

今日の仕事の段取り。
仕事の内容・・・
考えるだけで気持ちが重くなることが多いです。
こころが健常な状態でも朝は嫌だったのに、うつ状態なら猶更です。
どうやってこの状態から脱するか?
生活している以上、今日の課題を考えずにはいられません。
朝から怖さだけでなく、イライラも出てくることもあります。
ルーティンが軽減してくれる

気持ちを決めて、決まった時間に離床。
身支度、読書、朝食、トイレ、
鏡を見て起床できた自分を笑顔で褒める。
これだけでずいぶん朝の憂鬱が軽くなります。
今日の課題に挑む自分を勇気づけてあげるのです。
玄関を出るときには平静な気持ちに近づきます。
そして、仕事が始まれば準備不足でない限り不安はかなり小さくなります。
朝の恐怖は虚構
つまり、規則正しい生活を送る以上、朝の恐怖感は小さくなっていきます。
離床時が最も辛いのはみんな同じ。
離床時の辛さが一番虚構だと言えます。
ただ気持ちを決めて振り払う。
あとは毎日のルーティンがこころを落ち着かせ、プラスのセルフトークが自信と勇気を与えてくれます。
早起きは三文の得なのか

そうとは言い切れないと思います。
それより重要なことは予定している時間にきっかり起床することです。
そこにはその日の予定をこなすためにその時間に起きる必要があるからです。
故に三文の得があるとすれば、決めた時間に起きることによって得られるモノでしょう。
よい睡眠を得るには、起きる時間をルーティン化するより、夜入床する時間を一定にしたほうがよいでしょう。
よい朝を実現するために
起床については述べた通りですが、朝食をしっかり摂ることはもっとも重要です。
午前中のパワーの源です。
とくに朝の糖質摂取は脳によいとされます。
人によっては昼食無しでも夕方まで活力が続きます。
朝食をしっかり摂ることは今日一日を大切にしている証左とも言えます。
朝食がしっかり摂れた自分をセルフトークで褒めてあげてください。

仕事のことを考えはじめる時間を決める

朝覚醒したからといってすぐ今日の仕事のことを考えるのはストレス以外の何物でもないです。
しかし、今日一日の仕事のことを考えるは段取りを再確認するうえでも大切です。
そこで「仕事のことを考えるのは6:00から」など決めておくとこころへの負担が軽減できます。
わたしのばあい平日は5:00起床です。
5:30頃に身支度を整え、30分くらい読書をしたりブログを書いたりしています。
(朝、自分だけの時間をもつのは大切なことです)
6:00から仕事の段取りを考えるようにしています。
メモを取りながら。
(休職前は意識せず早朝からひたすら仕事をしていました。良くないことでした)
6:30過ぎに朝食を摂ります。
その間は仕事のことは考えず、家族の予定を聞いたりします。
これは、朝という時間帯の中でのOn Off の実践です。
朝を制する者は一日を制する

覚醒→離床→朝のルーティン。
これが適切にできれば、大抵その日はうまくいきます。
不測の事態が起きてもあわてず対処できます。
わたしのこころは今日も少しずつ回復していくことでしょう。
ルーティンはうつのつけ入る隙を塞ぐ効果があります。
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